2010年1月20日水曜日

学研学習百科大事典

夜、捜し物をしていたら小学校の時に読んでいた学習百科事典が一冊出てきた、もうボロボロでケースとかも無く、ページもところどころ折れ曲がっている

1978年発行 昭和53年(スターウォーズが日本公開された年、阪急ブレーブスがパ・リーグ優勝、ザ・ベストテンが放送開始:wikipediaより)

懐かしさも手伝いページをめくる

天文、気象、地球の誕生、水のはたらき、地表のようす、地球の歴史とつづいている 

パラパラとめくっていって人間の進化のページで指が少しとまった

ドイツのネアンデールで発見された頭蓋骨の話にはじまり、猿から人へと進化する過程が紹介されている

<原文のまま 抜粋>
旧人のとくちょうは背がひくく、少しねこ背でまがっており、下あごにおとがいがなく、頭がい骨もひくいほうです・現代人のように、ちえのすすんだものではありませんでした・・・

小学生をターゲットに書かれているため ひらがなやルビがふられているのはよくわかるのだが、何気に”おとがい”(下顎骨の中央部)とかいきなりレベルの違う言葉が混じっていることに驚いた 欄外に説明とかないかと探したけれど全くない





専門用語をいきなりノーモーションで使うあたり、親の困る顔を見たいというサディズムを感じずにはいられません




しかし問題は次の”新人”のところ

<原文のまま 抜粋>
現在、世界各地でみられる人種は、新人の生まれたころからあったようです。かみの毛・目・皮ふの色などのちがいは遺伝的なもので、混血するとまじってしまいます。したがって、現在地球上にいる人間は、みな同じ種類の新人にぞくするもので、学名ではホモ=サピエンスといいます。





で 挿絵がこれです


今見ると言葉がありません

小学生のときに刷り込みでこの絵がインプットされている小生は

上から見た頭の形が我々黄色人が真ん中に配置されてニュートラルで正常みたいな感じで、白人と黒人が数直線上でいうプラスとマイナスの位置にあるなど 書いた方の作為を感じずにはいられません 














今なら大問題になったでしょうが、こういうものが平然とまかり通っていた時代もあったということのひとつの証明です

※1971年以降消費者連盟のクレームとかがあったせいで、学研のセールスマンが家に直に売りに来ていたそうだ 記載内容のチェック機能もゆるかったのかもしれないなぁ といつものように勝手に妄想するのであった 

※訂正 オトガイの意味 修正しました

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