2010年12月2日木曜日

雑記(大人の科学vol.30号)

2006年南アBMWのCM




その後、世界まる見え!テレビ特捜部で取り上げられたのをきっかけにテオ・ヤンセン氏の名前は日本でも広く知れわたっている。昨年は日比谷パティオ、今年は9日から日本科学未来館で企画展が開かれる。(馴染みの英語へ再和訳されビーチアニマルとして紹介)

ストランドビーストと呼ばれる風力で動く生命体は、”聖なる数”(試行錯誤or計算の末つくりだした一番流麗な動きの黄金比?)に基づいてつくられているそう。知り合いのおばちゃんは動いているのを見て「なに?これ気持ち悪い」という素朴かつ正直なコメントを発したのを聞き、かに道楽の蟹やくいだおれ太郎が30体つながって手足が動いたりしても芸術とはなりえず、”ストランドビースト”という名前の響きと巨大な虫っぽい造形がこれを芸術たらしめているのだと思った。

動画サイトでも多数のストランドビーストクローンを見ることができるが、その多くは電動タイプであって高いモーター音が独特な動きをさらに虫っぽくさせていてやや興がさめてしまう。やはり風力で静かに歩かないとヤンセン氏の意に沿わないような気がする。

それを今回、ダヴィンチのヘリコプターを飛ぶように改良するなど一部熱狂的読者を生んでいる学研の”大人の科学”が次号でミニサイズのビーストをフューチャー。欲しい。そして大きいサイズにつくりなおしたい。

昔、公園のジャングルジムが深夜に歩きだすというのを何かの本で見たが、浜辺を歩く巨大な”ストランドビースト”もどこか幻想的で魅了される。

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