2010年3月30日火曜日

カタヌキ


なつかしい

カタヌキ














今もあるんですね カタヌキ

ウサギ跳びは再評価されるのかどうかはわかりませんが、根性とか集中力というのは現代っ子にはいささかピンと来ないような気がしなくもないです

小生が小学校高学年の時の話


盆踊りがあると露店が並んだのでリンゴ飴やら金魚すくいだの楽しみがいっぱいだった

中でも楽しみだったのが”カタヌキ”

カタヌキの店をしていたのはややこわもてのお兄ちゃん

当時高価だった任天堂のファミリーコンピュータが当たると聞いて人だかりができていた

小生には手段を選ばないところがあり、友人と話し合った結果

こわもてのお兄ちゃんの監視の元、カタヌキをするのはこちらに圧倒的に不利
よって なんとかカタヌキのガムを家に持ち帰ろう
そのためには多少の犠牲が必要
そこで

友人はサクラになりお兄ちゃんの気を引く役

小生はどさくさにまぎれてカタヌキのガムを持ち帰る役


功を奏して無事持ち帰ることに成功


部屋に帰るなり糸鋸やらカッター等をとりだしてゆっくり慎重に削りだした
1時間以上かけてカタヌキを処理


魚の絵だった
異常に細い体部分はTV番組”サスケ”の新たなサードステージに匹敵する難易度

お兄ちゃんに「1枚ちょうだい」とお金を渡す

家でカタヌキしたのと同じ絵柄がでるまで5回はガムを買った

そうこうするうちに
でたー! 魚の絵

お兄ちゃんの目を盗んですり替えることに成功

満面の笑みで「できたー」とお兄ちゃんに見せた
お兄ちゃんはDEA(アメリカの麻薬取締局)のような目で小生のカタヌキを検査

生唾を飲んだ

まるでミリオネアのみのさんかと思うぐらいのプレッシャー顔でにらまれた

一言低い声で「この中から選び!」

バンダイかどこかのゲームウォッチを選択したと思う
全然遊ばなかったので名前すら忘れてしまった

お兄ちゃんはズルをしていたのに気づいていたのかもしれない
そのときズルはしないと誓った

翌日 ズル(オナニー)をした

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