2009年3月20日金曜日

書き込みが遅くなる病

本当に久しぶりにアップ。 定額給付金(¥12000)で購入できるサーバーを私の友人も購入した。使用して翌日、彼(T氏)はある症状に気づいた。


連絡を受けた私は彼の部屋に行って話を聞くことに。


彼のHDDはSEAGATEのBarracuda(7200.10ST3160815AS 160GB)で私のG5に入っていたHDD(WesternDigital WD1601ABYS)とは別モノである。(NTT-Xに注文すると、どちらかのHDDがG5に入っている。) OSはWindowsXPをインストール。メモリは512MB+2GB。

彼によると事の経緯はこうだ。


ファイルのコピーをしたとき、あまりの遅さに違和感をおぼえた。

SATA2(3Gbps)のスピードのはずが、ファイルの書き込みがめちゃくちゃ遅い。

何かおかしい。

そこでネットで情報を集めることに。しかし、この件に関する情報は非常に少なかった。

あきらめずに探しているとあるキーワードに出会った。

ライトキャッシュ” 

記憶装置にデータを書き出す際、いったんキャッシュメモリーにデータを書き出しておき、処理の空き時間ができてから実際の記憶装置に書き出す方式を”ライトバック”という。この際に使用されるキャッシュメモリーを特にライトバック用のキャッシュ=ライトキャッシュとよぶ。このHDDの場合、8MBのキャッシュメモリが搭載されており、データ書き出しの際に利用することで処理を高速化している。WindowsXPの場合、通常デフォルトで有効(チェックが入っている)。(参照:ASCII.jpデジタル用語辞典)


確認方法

システムのプロパティ→ハードウェア→デバイスマネージャ→ディスクドライブ→各自HDD(GB0160EA EZH SCSI Disc Device)のプロパティ→ポリシー


デフォルトで有効
















ベンチマーク(CrystalMark2004R3)で見てみると

不鮮明ですが、書き込みがめちゃくちゃおそい。ライトキャッシュ無効ならこのスコアで理解できるのだが・・・








もう一度確認。有効になっている。
なぜ?












一度チェックをはずしてみる。そしてOK













もう一度有効にチェック!そしてOK











なんとスコアが・・これがライトキャッシュ有効の状態(通常の状態)


















T氏の見解では、SeageteのHDD固有の問題ではないかと考えていた。電源コンセントを抜いた状態(メモリ等を抜き差しするので、電源を抜いていた)だと、なぜかライトキャッシュが無効になってしまう。デバイスマネージャーの表示ではライトキャッシュは有効になっているが、実際には無効(ベンチマークで確認)。

ところが・・・・自分のWesternDigitalのHDDでも、この現象が起こったのだ。(次回続く)





4 件のコメント:

  1. はじめまして。
    この現象ウチのMLでもなりました。
    何気に別ドライブからファイルをコピペしたら、恐ろしく時間がかかる。何か問題があるかもと「ML115 HDD 書き込みが遅い」とググってみたら… 私も何とか問題は解決したのですが、この事についての情報(書き込み)がほとんどありませんよね。だから自分だけの事なのかと。
    私はXPにグラボ、音源を積んで常用パソコンとして使用していますが、メモリ・グラボ問題、爆音ファン、PCI(3.3V)となかなか楽しませてくれますw

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  2. コメありがとうございます(^_^;)おっしゃるとおり、確かにクセのあるマシンですね。PCIx16搭載なのでどうしてもパーソナルな使い方も視野にいれてしまうのは当然だと思います。同価格帯のExpress5800/S70SDは例の4GB問題とかどうなんでしょうか。問題ないならうらやましいかぎりです。

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  3. 2年以上使用していて、今さら、このページに出会いました。。。
    ネ申!

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  4. はじめまして匿名さま
    すいません更新せずのブログにも関わらずコメントをいただきありがとうございます。
    メールが飛んできて気づきました。
    私のMLはubuntu でepgrec録画サーバー専用機となって活躍してます。

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